一本一本の糸は細く、頼りなくても、文字通り「編んで」「組み」太くすることにより、強度が増します。
この技術を利用して、多くの工業製品に役立てられています。
例えば、電線。
電気を通すための線の周りは、編組機でワイヤー等を編み込み、たやすく切れないようにしています。同様に地中に張り巡らされているガス管も、地盤のズレが発生した場合に切れたり破れたりしないように、管のまわりを保護しています。
例えば、内視鏡。
補強用のワイヤをより強く、細くすることにより、低侵襲治療(患者の負担を軽減する体に傷をつけずに行う治療)に役立っています。
このように、見渡せば、私たちの生活の中に、ブレード加工でできた製品をたくさん見つけることができます。
西田有限会社は、このように人の生活に欠かせない「編んで」「組む」ことで製品を生み出すプロフェショナル集団です。
編組機(ブレーダー)と呼ばれる装置でケーブルやチューブの最外層に銅線や繊維線を編みながら被せます。
1mm以下の軟銅線のほか、鉄線やアルミ線、ナイロンやグラスファイバーなど、目的に応じてさまざまな線材を使います。
電気的には雑音や混線を防ぐシールド効果、あるいは同軸ケーブルのように導体そのものになる場合もあります。
機械的には曲げや踏みつけ、擦れに対する強度の向上のほか、飛躍的に耐圧性能を高めることができます。
ステンレス外装ブレード
アース線平ブレード
耐圧ウレタンホース
モノフィラメントブレード
ケブラーブレード(樹脂ホース)